商品券やギフトカード等の金券は、会社の費用つまり経費として計上できます。メリットはもちろん会社の費用なりますからその分だけ税金が安くなるということ、またこれら商品券やギフトカードは、たとえ少額ではあっても額面金額よりは安いですから、その分は節約にもなります。
ショップで商品券を買ったうえで、その商品券を使って百貨店やスーパー等で買い物をする、あるいはばら売りしている新幹線の回数券を買ったうえで出張に使う、というようなことは個人レベルでもやったことがある人も多いでしょうが、会社にとっても同じようなメリットがあるわけです。
ただし、メリットばかりではありません。デメリットもあります。その最たるものは、これらの商品券やギフトカードなどは粉飾決算、横領などに使われやすいということです。会社の費用で物品を買っておきながら、その物品を会社のためではなく個人的に利用するのは公私混同です。これらは別に商品券などに限らず起こりうることですが、商品券などは換金性が高いため、そういうことがより起こりやすいわけです。
こういったことを防ぎ、会社を守るためには、管理をしっかりと行わなければなりません。帳簿をしっかりとつける、担当者を複数置くなどといったことです。